PULL TAB series ブランドストーリー

BRAND STORY

PULL TAB series

ブラジル発、プルタブのアップサイクルアイテム

ABOUT

スタイリッシュ × エコ × フェアトレード

きらりと輝く上品なバッグやアクセサリー。これがリサイクルのプルタブで作られたフェアトレード商品だと知ると、多くの人が目を疑うことでしょう。高級感もある洗練されたデザインは、仕事でも、プライベートでも、さまざまなシーンで活躍します。海外のミュージアムショップでもデザインの秀逸さを認められ、取り扱われています。

トレンドに左右されないベーシックデザイン

プルタブバッグは毎年のように新商品を発表していません。理由は、私たちのバッグを長く使ってもらいたいから。トレンドに左右されないシンプルデザインをとことん追求しました。

プルタブというメタリックな素材を使用していますが、思った以上に普段使いができることが特徴です。オフィスシーンでも、カジュアルなシーンにも調和します。もちろん、パーティなどでの装いに合わせると、華やかなアクセントになるでしょう。また、着物に合わせる方もいらっしゃいます。

「実は……」とプルタブでできていることを明かせば、初対面の人とも会話が弾むはず。人と同じでは物足りない、でもただ奇抜なものがほしいわけじゃない。そんな方におすすめです。

バッグには内布がついているので、大切なお財布などがプルタブに触れて、傷つくようなこともありません。革のバッグと違って、多少濡れてもシミにもならず、使いやすいと好評です。お出かけの際の良きパートナーとなるに違いありません。

気に入ったものを長く使い続けること。これも持続可能な社会に向けて大切なことと私たちは思うのです。

軽さの秘密はリサイクルアルミ、
そして丁寧な手仕事から生まれるしなやかさ

持った時に「えっ、こんなに軽いの?」と誰もが驚きの声をあげるのは、リサイクルプルタブの素材がアルミだからです。ベーシックなミディアムショルダーの重さはわずか335g。予想を裏切る軽さです。アルミ素材は錆びづらく変色もしないので、長く使っていただけます。

つくり手の女性たちが最も神経を使うのは編む工程です。アルミのプルタブをひとつずつ、“クロシェ編み”というブラジルの伝統的な編み方でつなげていきます。緩すぎず、きつすぎず。シンプルな作業ですがしなやかさを保つためにバランスに配慮しています。

カバンを肩にかけた時に感じるしなやかさに、その完成度の高さを実感できることと思います。

主な受賞歴・メディア掲載

AWARDS & MEDIA COVERAGE

ソーシャルプロダクツ・アワード「特別賞」を受賞

日本で初めてソーシャルプロダクツの普及・推進を目的に設けられた制度であるソーシャルプロダクツ・アワードで、2014年に 「特別賞 アイデア×デザイン」を受賞しました。

審査では「フェアトレードのナチュラル・エスニックといったイメージをいい意味で裏切るファッション性の高さが目を引く」という評価をいただきました。

エコプロアワード「優秀賞」受賞

第一回エコプロアワードにて「エコプロ2018実行委員長賞(優秀賞)」を受賞しました。
アップサイクル商品にも関わらず、デザイン性・機能性、ブランディングによる価値が付加されている点、フェアトレードやエシカルが分かり易くおしゃれに体現されている商品として消費者への啓発インパクトが大きい点、大規模リサイクルと比較すると量的な貢献は少ないものの、省エネルギー生産で芸術性、ファッション性、コミュニケーション性、メンタル訴求性、作り手の雇用・生活などの経済的な好循環が生じ、環境負荷の低減と社会の活性化に貢献しているなどの選評をいただきました。

メディア掲載実績

雑誌、新聞、テレビなど、さまざまなメディアで紹介いただいています。

■メディア掲載一例

商品の作り方

PROCESS

私たちが作っています

「私は精神的な病気になって、人と接することが難しくなったけど、この仕事を通じて友人ができて、病気を克服することができたんだよ」
「夫が建築関係の仕事をしていたけど、腰を怪我して、働けなくなった。
今は私がこの仕事で一家を支えている。夫も時々手伝ってくれるわ」
「この地域では働く場所がない。ブラジリアまで出ると仕事はあるけど、大学を出ていないと、企業は雇ってくれない。大学に行くお金がないので、ここで働いて学費を貯めているの」

この商品を通じて、多くの人に笑顔を届けています。

Love&senseがプルタブバッグを扱う理由

REASON

「一目ぼれ」。Love&senseが、このブラジルのプルタブシリーズを扱うことを決めた理由を表すのに最もふさわしい言葉かもしれません。
プルタブが編み込まれてできたバッグという独自性。完成度の高さのみならず、洗練されたデザイン。フェアトレードで取引されて、しかもリサイクルのプルタブを使用した、アート作品のような商品であることに心を奪われました。

生産地であるブラジルへ

ブラジルの首都ブラジリアから3時間ほど、荒涼とした大地を車で走り、プルタブシリーズを作っている生産者を訪問しました。
町に入ると、コンクリートで作られたブロックのような住居の大半に鉄格子がはまっていました。そして、路上には人通りもなく、ときおり若者、男性が何もすることなくうつろな表情で道端に座っていました。
ここが経済的に厳しい街であるということは、すぐに感じ取ることができました。
そんな中、小さな商店が並ぶ建物の中の集会所のようなところに車が止まり、中から、恰幅の良い女性たちが登場しました。陽気なラテンの人たちは、人懐っこい笑顔で迎えてくれました。
「私たち、長年このバッグを作っているけど、海外からのお客様はあんたが初めてだよ!」

「海外で販売されるなんて!夢みたい」

もともとブラジルには、リサイクルのプルタブを集めて編む工芸品があったそうです。
原価のほとんどかからないもので物を作り、お土産物として販売する。それが地元の人たちの小さな収入源になっていたのです。
そこに、私たちLove&senseとパートナーであるEscama Studio社が入り、欧米で販売できる品質とデザインを加えて、現在のプルタブバッグが誕生しました。

「以前は売れるかどうかわからなかったし、似たような商品が露天で売られていて、安さを競って販売していたんだ。でも、今はEscama Studio社との取引によって安定した収入につながっているよ。値段も安く買い叩かれることがないし。なんといっても、自分たちの商品が認められて海外で販売されているなんて! 夢みたい」

徹底した品質管理と日本に合わせた商品開発

Love&senseでは、日本市場で継続的に販売していくために、 二つのことにポイントを置いています。

一つは、徹底した品質管理です。リサイクルのプルタブを使用しているため、 時には不具合のプルタブが混ざっていることがあります。 日本で再度、品質管理を行うことで、安心できる商品をお届けしています。

もう一つは、日本人の体形に合わせた商品開発です。現地での生産技術を把握した上で、日本でのニーズを反映させて、サイズを変更し、使いやすくしたり、ファッショントレンドに沿うようにデザインを加えています。

「より貧しい人にこの仕事を教えたい。作り手の真摯な想い」

「私たちは貧しいながらも、この仕事を得ることができて、今はとても満足しています。でも、ブラジルにはもっと貧困に苦しむエリアがあります。この近くにもスラム街があって、そこの貧しい家族と知り合いました。彼女たち一家にもこの仕事に参加することを勧めて、今訓練をしているところ。仕事は簡単ではありません。なぜなら私たちは高品質なものを作っているから。頑張って覚えてもらうことが大切です」

自らも厳しい環境にある生産者たち。
それでも仕事を独占するのではなく、より厳しい人たちにも仕事の機会を作っていこうと行動するリーダーの女性のお話に、胸が熱くなりました。

お客様の声

VOICE

商品の紹介

PRODUCTS