被災した人たちに笑顔と収入を届けようと、株式会社福市が始めたプロジェクトがEAST LOOPです。私たちは4月に被災地に入り、岩手県・宮城県沿岸部の厳しい状況を目の当たりにしました。Love&senseで培ってきた経験をもとに、フェアトレードの考え方を通して東北の方々を応援したい。そんな想いのもと、地元女性の手仕事づくりに取り組むことにしました。
スタートしてから現地に届けた収入は3500万円以上(2017年現在)。EAST LOOPのプロジェクトに参加した人は200名以上に上ります。現在、宮古・大槌・釜石・大船渡・陸前高田・気仙沼などのエリアの方たちが参加されています。
詳しくは「東北マニュファクチュール・ストーリー」のサイトをご覧ください。
かぎ針編みの可愛らしいニットアクセサリーをつくるのは、東北各地で暮らす被災された方々。
商品の台紙には、「made in 陸前高田 by ジャスミン」など作り手さんのニックネームと生産地を示す地図を記載しています。商品代金の50%が生産者グループに届きます。
Facebookに作り手さんのニックネームとメッセージを投稿していただければ、作り手さんに直接お届けしています。
2011年にスタートしたEAST LOOPは、2014年に株式会社福市からNPO法人遠野山・里・暮らしネットワークを経て、新たに設立された『合同会社東北クロッシェ村』に移管されました。
EAST LOOPを通じて、多いときには200名もの方がこのプロジェクトに参加されました。復興に伴い元のお仕事に戻られたり、ほかの地域に引っ越したりとそれぞれの道を歩みはじめた方もいますが、残った編み手さんたちは、ハートブローチを編み続けたことでとても高いレベルの技術を習得しました。
私たちはそれを新たな地域資産と捉えています。
一方で、被災地のみならず、東北には女性たちが参加できる仕事が少なく、厳しい状況が続いています。
そこで、被災した人のために始めたEAST LOOPを東北クロッシェ村という会社にすることで、被災地以外の東北の女性たちに仕事の機会をつくることにしました。
EAST LOOPの編み手さんたちも会社に関わり、精力的に運営しています。
詳しくは「東北マニュファクチュール・ストーリー」のサイトをご覧ください。
2014年に誕生した東北クロッシェ村では、当初はEAST LOOP商品の製作が事業の中心でした。しかし、安定した技術力と、編み手さんたちの真摯な仕事への取り組みによって、今では、毛糸メーカー様からサンプル編みの仕事を受託できるように。
また、最近ではニット製品のOEM生産の依頼も増えてきて、経営も安定してきました。
編み手さんたちは、宮古・大槌・釜石・大船渡・陸前高田・気仙沼・遠野等、グループごとに仕事を請け負い、技術を磨きながら、各々のコミュニティーの中で取り組んでいます。
100人近い編み手さんが所属する団体は全国でも珍しく、これからもさまざまなことにチャレンジしていきたいと張り切っています。どうかお気軽にお問い合わせください。
東北クロッシェ村 ウェブサイト
https://tohoku-crochet.com/